ゴムクローラー式移動電源車（コンセプトモデル）
東京電機様のご依頼で、建築用機械製造の諸岡様との共同開発にて、災害で孤立した地域に速やかに電力を供給できるゴムクローラー式移動電源車（コンセプトモデル）を製作いたしました。普通の車輌では走行がむずかしいどんな場所にでも電力を届ける頼りになる存在です。
移動電源車（コンセプトモデル）は長さ4.98メートル、幅2.27メートル、高さ2.79メートルで重さ10.2トン。諸岡様のゴムクローラー式キャリアダンプを改造し、荷台部分にディーゼル式自家発電装置を搭載しました。
「アラウンドビューモニター」で車輌の上から見下ろし映像を表示させたり、離れた場所からリモコンを使って遠隔操作することも可能です。より精密な運転ができるように、動きの速さを制御する「スローモード」も搭載しました。
大雨でぬかるんだ悪路や坂道、倒木がある場所でも走行でき、高さ45センチの段差を乗り越えたり、傾斜20度の急勾配も登坂できます。
発電装置の出力は100キロボルトアンペアとし、電気を供給する送電ケーブルを備えているため、現場でケーブルを敷設する必要がございません。
日本国内では大型台風や地震などの自然災害が相次ぎ、長期の停電が多発しています。今後は被災地に速やかに電力供給ができるこの車両の活躍が期待されます。
私たちヤシカ車体もこのような車輌の製作でみなさまの安心に貢献いたしております。
尚、詳しいお問い合わせは東京電機様、諸岡様までお願いいたします。
