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お客様インタビュー

優れた技術開発力を持つ船外機・可搬消防ポンプのパイオニア

トーハツ株式会社様(2020年6月掲載)

https://www.tohatsu.co.jp/

今回は、トーハツ株式会社 防災営業部消防車両課長 志津川真一様に取材のご協力を頂き、様々なお話をお伺いしてきました!

御社はどのような会社ですか?

日本で初めて船外機の生産・販売を始めたマリン事業と、日本初となる可搬消防ポンプの開発・販売を行なった防災事業の2つの事業を展開しています。現在、可搬消防ポンプは国内シェア50%を超えるトップメーカーとして製品を送り出しています。元々は、「東京発動機株式会社」として、軍の発電用エンジンを主に生産しており、かつてはホンダを凌ぐ日本一のオートバイメーカーでもありました。

御社の強みを教えて下さい!

クオリティーの高さが認められ、国内を始め、船外機はアメリカやヨーロッパなど世界100カ国以上へ輸出、可搬消防ポンプはアジアを中心に60カ国へ年間1000台以上も販売し、グローバルマーケットを展開しています。

また、2018年には技術研究開発拠点であるトーハツR&Dセンターを竣工し、2022年に迎える創業100周年を見据えてより一層技術開発に注力しています。

水陸両用車の製作に至った経緯を教えて下さい!

東日本大震災の時、ガソリンなどの物資支援を行なうため被災地を訪れました。水が至る所から溢れ道路には土砂もあり、足元が悪い中で救出・救助している場面を見ました。機材等を運ぶ疲労度もすごいだろうなと感じました。“これは生半可な車両じゃだめだ、何かしらやらないと”と思い、マルチに使える水陸両用車はどうかと考えました。その後、たまたま海外での展示会に行った時、水陸両用車(架装前)を見つけました。この車両なら水のある場所でも陸地でも救助できると考え、海外でベース車を作り、ヤシカ車体へ架装を依頼しました。

今後の展望について教えて下さい!

海→マリン事業、陸→防災事業でやってきましたが、今回、水陸両用車を製作したことにより、「水」「陸」両方に使えるようになりました。「水」「陸」の2つの柱で事業を行なっていますが、今回の「水陸」もあわせて3つの柱の1つにしていきたいと考えています。有線ドローンや車両にロボット機能を付加させたり、ITやAI技術も取り入れ、人間の力を借りずに使えるシステムもあったらいいなと思います。救助を行なう方達の安全確保、防災や社会に役立つように今後も技術開発をしていきます。

水陸両用車

救助救援や物資搬送など、一般車両では走行不可な災害現場や障害に対しても走行が可能です。

また、特別な装備品を装着することなく、陸上走行から水上航行への切り替えができます。

(2020年2月20日時点)
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